2013年5月19日日曜日

プラトニック・セックス。



昨日は私の母の8周忌であったのだが、お墓参りもせずにブックオフにて105円で購入した飯島愛の「プラトニック・セックス」を自宅で読んだ。お母さん、赦し給え。
2000年10月に刊行されたこの本を12年半経過した後で、熟読し、まあ何となく同じ時代を生きた者として、内容的にもすこぶる判り易く、超速で理解することができた。
彼女自身は2008年12月17日に亡くなっているので、現在、生きていたとすれば40歳とゆーことになる。2007年に芸能界を引退し、精神的にも変調を来たし、最後は自殺なのか他殺なのか解らない状態で発表された死因が肺炎だという。
本の内容は、まあ、過去を赤裸々にとゆーやつで、14歳で家出をしてから、万引き、カツアゲ、ドラッグ、援交、同棲、ホステス(六本木・銀座)、売春、整形手術、AV出演、妊娠、中絶、タレントデビューなど、お決まりのフルコースを駆け抜けた訳だが、私の個人的な印象としては、独りよがりで我儘、天狗になっていたよーに思っている。なおかつ精神のバランスを欠き、周辺に迷惑をかけつつ猪突猛進し、結果、玉砕した。なので、同情の余地は全くない。
人の一生を俯瞰するとき、よくがんばった、かわいそうなどの十束一からげの陳腐な表現でお茶を濁すことは簡単だが、語るに落ちる場合を除き、それだけで表現するのは何だか適当ではないよーな気がする。加えて、私は彼女のAVを観たことはあるが、イマイチ好きになれなかったし、グラビアアイドルとしてTバックを露出し人気の頂点にあったときも、殆んど興味がなかった。
テレビ出演、営業の現場でのドタキャン…。彼女から悪影響を被った関係者は少なくなかっただろう。
やりたい放題し放題…。
彼女の一生とは、果たして何だったのだろうか?

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