2012年11月25日日曜日

格安パック旅行。

さっき、「ゆで太郎」とゆーチェーンのソバ屋で朝食Aを食った。340円であったかいソバ、ご飯、温泉玉子、納豆がついている。コストパフォーマンスに優れ、充分な美味しさを併せ持っているのが嬉しい。
その帰り道、写真のよーな光景が目に入った。三連休最終日から翌日の平日にかけて温泉旅行に出掛ける皆さんだ。これは主に、女性の2人組とか3人組が、連休明けのプチ閑散期に入る温泉旅館の経営を助けるプランで、一般的に格安パック旅行と呼ばれているものだ。おそらくだけど、日光とか那須、伊豆などのメジャーな観光地にある、大衆料金で泊まれる旅館やホテルに、オールインクルーズで9800円とか12800円とかの格安料金が値付けされているのだろう。
今日の午前から昼頃までは、こーゆー類のバスが松戸駅西口周辺に、ひっきりなしに現れ、そそくさと立ち去って行く。写真で見る限りにおいては、私より服のセンスが悪く、キレイな女性のカテゴリーには入れず、なので男性からはお呼びがかかりにくい女性たちの集団(たぶん独身じゃないのかなぁ?)がヒアアンドゼアで散見される。そして、後姿からはマイナスイオン、違う違う、マイナスオーラが泉のよーに滾々と溢れ出しているのが私には識別できる。
家で寝ているよりはマシなのかもしれないが、あてがいブチのこの旅行って、果たしてどーなんだろうか? 行き先は、あなた任せ。主体性に乏しい、もしくはゼロ。そこには華ぎも底抜けの笑顔も無い。
宿では別料金になるので飲み物は一切オーダーせず、缶チューハイを数本持ち込んで、湯呑みに小分けして飲むのだろうし、ポテトチップスなどは2種類以上持参していて如才がない。そして、仲間内のつまんない話が日中のバスの中、深夜、未明の客室まで延々と繰り広げられることを考えると、何だか醜悪な気分になってくる。だからと言ってバスの中で喋らず、各々が文庫本(東野圭吾あたりか?)を取り出して読書したりするとしたら更におぞましい。
宿では、ロクなサービスが受けられず、場合によっては作り置きの冷たい料理が平気で出てきたり並んでたりする。彼女らは1泊1人3万円とか5万円の宿に泊まった経験がないので、そのへんの感性は鈍感であるからスルーできるが、場数を踏んでいないことに起因する対応力の稚拙さを露呈させ、客室係のオバチャンに冷たく当たったりする。結果、従業員に無視されたり親切にされなかったりで納得や得心がいかず、表情が秋の長雨のよーに、どんよりと曇り、自らの容姿の悪さに拍車をかけてしまう。
ゴメンネ、ちょっと言い過ぎたかなぁ?

ともあれ、帰りのバスではこんな会話が交わされるのだろう。

「今回の旅行、どうだった?」。
「まあまあ、って感じかなぁ」。
「そうよね、安いしね」。
「また行こうよ」。
「………」。

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