2012年10月28日日曜日

ハロウィンなんか、やめてしまえ!

10月の31日がハロウィンの日にあたる。この日はケルト族の決算期みたいな1年の最後の日であり、死者の霊、悪い精霊、魔女が街に繰り出してくる日だとされている。なので、民衆は火を焚いて魔除けをしたり、身を守る仮面を付けてディフェンスしたりする。これがハロウィンらしい。
日本では12月31日とか、3月31日、或いはお盆のころが節目であるので、何も10月31日にこんな行事につきあうことはないんじゃないか。 ケルト族が七五三をするか?  七草粥を食べるか? 節分に豆まきをするのか?
ボジョレーとかバレンタインはご愛嬌だとしても、このハロウィンを私は生理的に受け付けないのだ。19世紀後半にはアメリカに定着し、大衆文化として認知をされたハロウィンであるが、仮装した子供達が各家の玄関を戸別訪問し、ご馳走やお菓子を貰い歩く習慣が根付くことにより、幾多の事件が起きている。
20年程前に、日本人の留学生が予備知識ゼロでハロウィンに参加し、一般家庭の庭先で、その家の主人の口から発せられた「フリーズ(動くな)」と「プリーズ(どうぞ)」のヒアリングが出来なくて、無残にも射殺されたり、今年は、全身黒づくめのコスチュームに白い帽子を被った8歳の姪っ子が叔父に「スカンク」と間違えられて銃で撃たれ、瀕死の重傷を負っている。
アイルランド、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは重要な行事として市民権を得たハロウィンであるが、ロシア正教会からは「死のカルト」として忌み嫌われ、公立学校においては、ハロウィン厳禁の通達が何十年も前に公式に出ている。
平成元禄極まれり…。我が国も、何でもかんでも受け入れる風潮はそろそろ止めにして、日本人本来の習俗に特化し、それらを頑なに伝承すべき時期に来ているんだと真摯に思う。
結論。ハロウィンなんか、やめてしまえ!

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