2012年9月4日火曜日

「ほっこり」と「ほっくり」の違い。

写真は私の友人である中国人夫婦の旦那さんの方が吉林省延吉への帰省の折に私への御土産として買ってきてくれたお菓子なのだが、「ほっこり」とした味のよーでもあったし「ほっくり」とした味のよーでもあった。
ところで、この「ほっこり」と「ほっくり」の違いは一体全体、何なのであろうか? かねてから疑問を抱いていたとゆーよりは寧ろ、
私個人的には、「ほっこり」とゆー日本語自体が間違っていて、「ほっくり」とゆー表現のみが正しいと、ここ30年間、信じて疑わなかったのだが、マスメディアにおいても「ほっこり」が連呼されているし、駅の巨大なポスターにもプロのコピーライターが「ほっこり」と明確に書いているではないか!
で、私が信頼する大修館書店「明鏡国語辞典」を開いて、調べてみた。

ほっこり→副詞。ほかほかと暖かいさま。(例)ほっこりした綿入れの半纏。
          ふかしたての芋などが、水分が少なくて味にこくがあるさま。ほくほく。
  (例)ほっこりした焼き芋。
          人の情けなどにふれて、心にぬくもりを感じるさま。(例)故郷からの母の        手紙にほっこりする。

ほっくり→副詞。食べ物があたたかいさま。また、ふかしたての芋などが、水分が少なく味にこくがあるさま。(例)ほっくりとしたカボチャの煮物。

とゆーのが、正しいようだ。絶対の信頼を置いている辞書がそう言うのだからそれに従う他はないだろう。両方の言葉に明確な意味があり、「ほっこり」を認めず、間違った認識を堅持していたのは、実は私の方だったのだ。反省猫。

0 件のコメント:

コメントを投稿