2011年10月30日日曜日

異業種交流会。

巷間、異業種交流会なるものが花盛りである。フェイスブックをやっていて、様々なところからお誘いがかかる。正直、これって全然うれしくないのだ。
例話を挙げて説明しよう。
話は私が16歳のときだから35年の歳月を遡るのだが、あるとき同じ高校の別のクラスの奴から話があった。
「三ノ宮(神戸の繁華街)でな、女の子ぎょうさん呼んでパーティーやるんやけど、来てくれへんかなあ?会費は3000円やねん」とのこと。
即、オッケーしてポケットに入っていた虎の子の1000円札(当時は伊藤博文)を3枚手渡した。
「待ち合せは元町駅の改札。土曜の5時。ほな」と言い残して彼は去っていった。
当日、元町駅に行ってみると男ばかりが5人ほどいて、30分待っても1時間待っても彼も女の子も現れない。結局、5人はショボーンとして帰ったように記憶している。
月曜日の朝、学校に行ってみると首謀者の彼が校門のところで待っていて平謝りに謝るのだ。
「ごめんごめん。堪えたってくれ。全員と連絡がつかんかったんや。時間も決まっとったし、店の人はお金返してくれへんし。すまん」と頭を下げる。
後日、同席した女の子に土曜日のことを訊いてみた。
「阪急三ノ宮駅の改札で待ち合わせして、北野の方のパブに行ったよ。うちらタダやったし、ピザとかおいしかったよ」。結局、我々5人の15000円が彼らの飲食代に消えたことが解ったのだ。
何でこんな話をするかとゆーと、今の異業種交流会においてもこーいった鞘取りが行われてませんかってことを言いたいのだ。例えば会費が5000円、10000円、20000円など、端数が無いこと自体が怪しい。会場となるお店に5000円、10000円、20000円と会費の全額が支払われて主催者がバックマージンを懐に入れていない場合はオッケーだが、お店には3500円、6000円、12000円のコース料金を支払うだけで主催者とその取り巻きは1円も支払わず飲み食いをし、帰りには万札を握って帰るってことが多々あるのではないかと私は考えている。
もし、異業種交流会を開催するたびに彼らの収入が増えていくのであれば、最初から以下のように銘打ってから人を集め、賛同が得られた場合にのみ開催すべきものだと思っている。

「主催者の生活応援のための異業種交流会」。

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