2011年7月27日水曜日

原子力損害賠償法。

同法が改悪されるという。民主・自民・公明の三党合意のもと、東京電力の事業者としての損害賠償は無限責任から有限責任へ、そして国の負担は上限を引き上げるのだという。28日に本件は衆院をパーフェクトに通過するので、数日で改正原子力損害賠償法は施行の運びとなる。常磐線特別快速より速いなぁ。
奇しくも同28日、米下院において、米国債務の上限引き上げ案が採決されるだろうから、こちらも落としどころは決まっている。なんだかなあ。
全部、先送りじゃんねー。
どちらにせよ、新しい原子力損害賠償法は、究極の東電救済スキームを示現する訳だ。東電に限らず他の電力会社も行政とゆー規制に守ってもらい、大きなミスを犯しても国がお金を払ってくれるとゆー、おんぶに抱っこの好待遇を保障されたわけだ。過去に事業者の有限責任を無限責任に変更するために法改正したドイツと、全く真逆のことを我が国は選択するとゆーことだ。
それほどまでに、東電は官僚・政治家・御用学者に対し物心両面に亘るサポートを継続しており、これからもその流れは続くのだろう。これって、完全な出来レースだ。
国は国民よりも電力会社を助ける。そーゆーことね。ま、魚屋さんでも沢山買ってくれるお客さんにはサービスするけど、珠にしか買わないお婆さんには定価でしか売らないもんなぁ。商慣習からゆーと正しいやり方なのかもしれないけど、一抹の淋しさを禁じ得ないのは、私だけではないだろう。
こうなったら、写真のウナギイヌに頼んで、発電してもらうしかない。

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