2011年5月16日月曜日

自殺は、やめようよ。

ここ数日、自殺が多いように思う。亀屋万年堂の会長、俳優の田中実、タレントの上原美優、北京五輪マラソン金メダリストのワンジル(写真)と続く。
ここではワンジルについて述べていこうと思うんだけど、間違った記載があったら申し訳ないので最初にあやまっておく。ごめんね。
で、ワンジルと言えばケニアのガル高から仙台育英高校に編入し、全国高校駅伝で都大路を走り、森下広一監督のトヨタ自動車九州ではスプリント力に磨きをかけ、マラソンに転向後は飛ぶ鳥を落とす勢いで、成るべくして世界の頂点に立ったのが北京五輪であった。
ケニアには中距離の金メダリストはいたが、オリンピックでのフルマラソンの王者は彼が初めてであった。なので、ケニア国内では彼は若くして英雄であり、VIPであったことは想像に難くない。しかし、ケニア国内の治安が恐ろしく悪いことは、私も登山関係者から聞いており、金品を強奪されたり、女性にも当然モテまくるだろうから奥さんとの不仲も生じるだろうし、トラブル続きの彼の、心の闇が今回の飛び降り自殺に繋がってしまったのだろう。
まだ、24歳。才能と努力で貧困から這い上がり、我が世の春を謳歌した。しかし、臭い言葉で言うところの「青春の光と影」ってのが当然あったのだろう。若くして成功してしまった人間にはメンタルトレーナーってゆーか、彼自身を強力にサポートってゆーか、ガードしてあげる協力者が必要なのに、多分だけど、一人もいなかったんじゃないかなって思う。ほんとに、メンタルヘルスサポートの必要性と重要性を強く感じる。想像だけど、悪い輩が言葉巧みに彼に近づいて来たり、蝿のよーに群がっていたりしたのではあるまいか。
彼のレースをもっと観たかった私としては、至極残念な結末になってしまった。
みんな、才能のある人ばかりなのに、或いはまたそうであるから余計に、ポキンと心が折れ易く、比較的簡単に挫折してしまった挙句に死を選択するのって、絶対に良くないことだと思う。ワンジルに関しては奥さんに殺られたって選択肢もアリかもしれないなぁ。
結論。頼むから、自殺は、やめようよ。合掌。

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