2011年5月26日木曜日

ドンキーの墓。

愛犬ドンキーの墓をアップしてみた。ちょうど2週間前の木曜日に彼が死んだので、即日、土葬したのだが今のところ墓が荒らされることもなく土の状態も落ち着いてきたようだ。小さな染井吉野の桜の木も新芽をつけてきており、順調に育ってくれそうな気配である。幸福の科学の大川総裁は坂本龍馬のお告げを話せるらしいんだけど、恐山のイタコみたいなこともしてるんだなぁ。うちのドンキーが生前、言い残したことを聞きたい気もするけど、わけのわからないことにはお金を使いたくないので、自分で創作してみようかと思う。

「いやー、まいったなぁー、おれって死んじゃったんだぁー」。
「お前、向こうで、何してるのよ?」。
「お父さんには、松戸で9年間も大事にしてもらって、感謝してるんだけどー、実のお父さんとお母さんにホント、生まれてこのかた会ってなかったので、あの世で久し振りに会って、いろいろと話をしてるんだよ」。
「そうか、それは良かった」。
「後ね、岩本家の先祖の人も、結構な人数がいて、よく餌をくれるんだよ」。
「ほほう。ところで、5月の12日は誕生日だったじゃないかぁ」。
「そうなんだよ、あの日、朝、散歩に行ったじゃない?そのときは何ともなかったんだけどさあ。あの後、急に心臓が痛くなって…」。
「お前、先月の11日に、餌、食わなかったじゃない?しんどかったのか?」。
「うん。ここ半年ぐらいでさ、チョット歩いただけで、ハァハァ言ってたでしょ?疲れやすくなってたってことは間違いないな」。
「まだ、そんな歳でもないのにって思ってたけどな」。
「ま、しょうがないよ。伊勢丹の地下のさ、エディアールのフランスパン。あれ、美味しかったんだけど、バターとか食塩とか入ってたよね」。
「うん」。
「あれって、身体に悪いって、思いながらも旨いからさぁー、お父さんと一緒に食っちゃうじゃない?」。
「悪かったなぁ」。
「あれは、食べ始めたら止まらないよね。やめられない止まらない。どうにも止まらないってやつだよ」。
「あと、さぁ、メス犬、世話してやらなくて申し訳なかったなぁ」。
「ま、家庭の事情もあるだろうからさ、犬ばっか増えても困るでしょーが」。
「まあね」。
「でも、もう心配はいらない。こっちはやり放題だから。不自由しないよ」。
「よかったなあ」。
「あと、兄にもよろしく伝えてくれよ。大学3年になったんだろ?」。
「そう」。
「就活がんばれって」。
「わかった」。
「じゃあ、今日はこれで。仕事がんばって、飲み過ぎないようにな!」。

てな、会話になると勝手に想像してるんだけど、彼は本当にいい犬だった。
なので、当分の間、新しい犬を我が家に迎えようとゆー気が起こらないのだ。でゎでゎ。

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