2011年4月9日土曜日

放免祝い。

私の登山の師匠にあたる荒木富美雄氏の自宅のそばに府中刑務所があって、今日の午前6時、5年4ヶ月の刑期を終えて、そこから山口組六代目が出所した。能力・実績・見識ともに優れた六代目が、今後どういったマネージングをしていくのかが、注目の的となるのだろう。
警察とヤクザの問題はアンタッチャブルでデリケートなため、あまり語られることはない。実際、語っても損になることが多いからなんだと思う。でも、ちょっとだけならいいのかなぁ。
個人的には、警察が常に正しくヤクザが常に悪いという固定観念は持っていない。というのも、物事には常に裏表があり、当事者にとって都合が良いことが相手方にとって最悪だというケースが、或いはその逆も、ままあるからだ。双方の言い分とゆーのは常にある。
警察が権力を振りかざし不当逮捕をやってのけたり、みかじめ料を要求したり、万引きした少女に職務権限をちらつかせてHに持ち込んでしまうことや、関係企業を恫喝してそこに法外な報酬を条件に天下ってしまうことは多々ある。一方、ヤクザが義憤に駆られ、本当に困っている人を助けるため、侠客として有形力の行使に及ぶ場合や、非常時の物資を一般大衆に配給したり、アウトローとしてでなければ生きられない若者を指導していく教育機関も兼ねる組織の運営を行ったり、やりたい放題のマスコミに対するカウンターパワーとして睨みをきかせたり、世の中の役に立つことも十分にしている。
ことほどさように、奥が深いのだ、この問題は。
とにかく、春の嵐の今日、司六代目の放免祝いを記念して、庭に椿を植えることにした。近所のホームセンターで、980円を支払って購入した珠錨とゆーピンク色の品種の椿である。
立派に成長してくれることを願う。

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