2011年3月1日火曜日

港町十三番地・つつみ込むように。

女性シンガーになりたいと思ったことは1回や2回ではない。
中森明菜になって「難破船」を中野サンプラザで歌いたいし、ダイアナ・ロスになって爆発した頭でグラミー賞のステージに立ちたい。「演歌の花道」のよーな番組があったらぜひ出演して、桜吹雪の舞う中で情念の女を演じたい。
別に若くなくてもいいけれど、女性が歌って踊ることで、ここ何千年かの間、どれほどの一般大衆が歓喜につつまれたのだろうか?宝塚歌劇が凄いのは、女性が歌って踊るとゆー、この基本路線をきっちり踏襲してるわけだから、当然といえば当然ってことになる。
しかし、ただ歌えばいいかといえば、実はそうでもない。人をカンファタブルな気持ちにさせるには、圧倒的な芸の力が必要になる。その試金石とゆーか、リトマス試験紙みたいなものが、個人的には美空ひばりの「港町十三番地」とMisiaの「つつみ込むように」だと考えている。バーが高すぎるって?確かにそうかもしれない。私自身がこの両曲を歌えたことが1度もなく、生涯にわたってたぶん、歌いこなすことが不可能だと推定されるからである。
「港町十三番地」では、節回しと音程の良さが要求される。短い歌なので、ノーミスで歌い終えることが絶対条件となる。「つつみ込むように」では最初、高音のスキャットで勝負あったとゆーのが本当だろうが、99パーセントの人には無理なので、別にここは飛ばしても良い。声のトーンはそれほど気にしなくてもいいけど、リズムがピタッと合ってないと全体の印象がグチャグチャになってしまう恐ろしい曲だと思う。そのシンガーの才能とゆーか、感性を判断するのに最も適した作品じゃーないのかなぁ?
この2曲は私も含め、殆んどの人には難しい、非常にシビアな楽曲なので、別に歌えなくてもいいのかもしれないねぃ。以上。

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