2011年2月17日木曜日

珈琲豆。

そろそろ政治ネタをアップしてもいいかなと思いつつも、まだまだ序盤戦なので先送りにして、今日は珈琲豆について書くよ。
南青山の「大坊珈琲店」の豆はローストが極端に強く、豆自体の水分が飛ぶ関係で100グラム800円なのに対し、南千住の「バッハ珈琲」のマイルドってゆー豆は100グラム550円なのだわ。今日は南千住で200グラム買ってきた。報道にもあるよーに、3年前に比べ、珈琲豆の値段が70パーセント上昇している。投機筋による影響や昨年6月からの異常気象に起因した理由もさることながら、もっともっと大きな根源的な要因があるのだと言う。
私は素人なのでザックリと書くし、間違っている可能性もあるので大きな声では言えないが、小さな声では聞こえないのでしっかりと書く。
4つの国で珈琲の需要が拡大しているから豆の値段が上昇しているらしいのだ。
中国、インド、ロシア、ブラジル。その4ヶ国で珈琲を飲む人が増えているとゆーのがその理由だ。
まずは中国から。こと、ワイン市場においても中国の富裕層がボルドーの1級から5級までを満遍なく買い漁るので、高級ワインが日本人の口に入ることが少なくなっている。最近も丸の内の「エノテカ」で、店員さんと喋ってみたら、1年か2年前の値段を知っているお客様の触手が動かないので売り上げが伸びないとのこと。彼は、それに苛立っているようであった。いずれにせよ、中国人の消費行動が世界の物販の価格決定権を握りつつあるとゆー事実は受け入れなければならないだろう。
彼らがウーロン茶やジャスミン茶に背を向け、珈琲に趣味嗜好を近づけてきているとすれば、今後はもっと珈琲豆の需給関係がタイトになる筈だ。恐るべし、チャイナシンドロームって感じか…。
次、インド。イギリス人の影響で長らく紅茶に親しんできたインド人ではあるが、香辛料の効いたインド料理のお口直しに、珈琲を飲むよーになってきたようだ。確かにカレーの後にレモンティー飲んでも、インパクトが無さ過ぎるからねー。加えて、ナンと珈琲との相性は極めて良さそうな気がする。将来は人口世界一の国になることが予想され、このまま珈琲を飲み続けるとしたら、その影響力は増すばかりだ。
3ヶ国目、ロシア。最近、アサヒ飲料がポッカコーポレーションを買収するとゆーニュースをやってたけど、その理由が、近年、日本の若い世代においてアルコールよりもソフトドリンクを好む傾向が顕著になってきたからだという。酒類だけでは成長性を維持できないとゆーのは、本当かもしれない。ロシアにおいても、ウォッカよりもビール、ビールよりも珈琲という流れなのか?ウォッカを飲んで死んだ人は多いが、珈琲を飲んで死んだ人はいない。なので国民健康生活を健全化させる意味でも、身体に害の無い珈琲の消費が増えることは、国策としても合目的的であるに違いない。
最後、ブラジル。これは意外だったのだが、今まではブラジル国内における珈琲の消費量は極めて少なかったらしい。即ち、従来、珈琲は貧困層が飲める飲料ではなかったようなのだ。しかし、現在、貧困層の絶対数が少しずつ減ってきており、中流のゾーンの生活を送れる国民の絶対数が増えてきたため、ブラジル国内での珈琲の需要が加速度的に増加してきていると伝え聞く。
プライスは需給関係によってのみ決まる。よって、珈琲豆の値段が上昇するのは当然の帰結であろう。
ことほどさように、日本国内でも珈琲豆の値上がりが予想される。我が家の備蓄は、今日現在、「大坊珈琲店」のが300グラム、「バッハ珈琲」のが200グラム。決して充分とはいえない量だ。しかし、値上がりする前に買い溜めするほど、我が家のキャッシュフローは潤沢ではない。
とゆーことは、本当に値上がりした局面においては、当分の間、珈琲は止めてトリスハイボールを飲んで凌ぐしかなさそうだ。トホホ。

0 件のコメント:

コメントを投稿