2011年2月4日金曜日

憲法25条。

1、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2、国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
以上が日本国の最高法規、日本国憲法25条の条文である。眺めてみると見事な文言がキラ星の如く並んでいるのだけれど、深読みしてみるとなかなかシビアな内容だと思ってるよ。
まず、第1項の「すべて国民は」で、法の下の平等を感じ取ってしまいがちであるが、私の見解はさにあらず。最後の「権利を有する」とゆーのは、オプションでそーゆー権利もありますよってうたってるだけで、実際にその権利を「保障する」あるいは「保証する」とは書いてないもんね。だから、わざとらしく「健康で文化的な最低限度の生活を営む」とゆーギリギリの線を明記するんじゃなくって、「健康で文化的かつ最上級の生活を営む」でも良かったわけだ。「権利を有する」ってゆーよりも、はっきりと「後はアンタの腕次第」と書いたほーが正確なんじゃないの?建前を述べてもらっても意味ないじゃんねー。
次、第2項。これも「全ての生活部面について」って大盤振る舞いだなぁ。この条文にも逃げ道があって、「向上及び増進に努めなければならない」って、建前論に終始している。「やろうと思ってたのに、出来なかったんだよー」って、誤魔化すことが可能でしょ?フェアに明記するなら「向上及び増進に努めます」でいいじゃない。
ことほどさように、憲法25条は、まやかしの法規であると断言できる。なんで日本人のつく
る(或いは押し付けられた)ルールってこうもいつも建前論の範疇を逸脱せず、逃げ道ばかりをつくっておくのだろーか。ファジーな決まりごとをつくり、行政権ってゆー強大な裁量の力で押し切り、どうにでもしてしまうってゆースキームが、私はあんまり好きじゃないの。
やっぱ、システムの抜本的な変更が必要だわ。

0 件のコメント:

コメントを投稿