2011年1月5日水曜日

ザ・パークレジデンシィズ・アット・ザ・リッツカールトン東京。

今日は私のお客様の誕生日だったので、小さめの花束を持って六本木の東京ミッドタウンにあるお宅に行って来た。写真はエントランスの一部なんだけど、品のいい音楽が静かに流れている。ここへ行く時は私も普段履いている3000円の塩化ビニルの靴ではなく、イギリス製の8万円の靴(ノーザンプトンのクロケット&ジョーンズ社)でキメて行く。ここは斜に構えた管理人のオジサンの代わりにリッツカールトン東京の若々しいベルマンが入口にいて、基本的なことは何でもしてくれる。笑顔が爽やかで人懐っこい。でも疲れるなあ。こんなとこに住んだらジャージにスリッパで外出できないじゃんねーっ。私には向かない。
ま、私がここに住む可能性は、この先1パーセントもないだろう。なぜなら、家賃180万円に駐車場代が2台で12万円、地下にあるらしいプールの使用料が5万円なので、月に200万円弱のランニングコストがかかる。そして、ここに住む人たちは個人で100万円、法人で100万円と分けて支払うパターンが多いらしい。金持ちの消費パターンとゆーかニーズを熟知した心憎いプライシィングだなぁ。心得てる。
計算すると、ここに1年間住むためのコスト2400万円で安いマンションが1室購入でき、2年間住むコスト4800万円ならマトモな戸建住宅が買える。
エレベーターは、それぞれの階ごとに仕分けされてて、私には覚えられない。すれ違う入居者の奥様方は、年はとっていてもルックスは良い。気品と華がある。当たり前だが、赤いポリタンクを抱えて灯油を買いに行くような人はいない。
月に200万円でも収入が一般の人の100倍あれば、感覚的には月2万円で借りてあげてるイメージなんだろうなあ。別世界のよーな、現実の世界…。
200万円かあ。私の場合、住宅ローンと電気・水道・ガス代・ドコモ料金・Eモバイルを支払っても10万円でお釣りがくるよ。トランペットのレッスン料と米5キロと犬の餌で2万円。セコイなあ。ホント安上がりの家計。全然レベルが違うわ。でも、このお客様と私のどちらが幸せかとゆーと、ひょっとしたら私の方が幸せかもしれないもんなー。
何が幸せなのか、さっぱりわからないけど、このへんが人生の面白いところだ。勝ち負けとかそんなんじゃなくって、なんだかなぁ。不思議な気分になってオフィスに戻ったよ、今日は。

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