2010年9月5日日曜日

小川知子と伊東ゆかり。


小川知子の「初恋のひと」と伊東ゆかりの「恋のしずく」は極めて似ている。
「初恋のひと」は作詞・有馬美惠子、作曲・鈴木淳。「恋のしずく」は作詞・安井かずみ、作曲・平尾昌晃。なので、違う筈なのに何故だか似ている。時代の要請に基づいた結果、同じテイストに楽曲が仕上がってしまったのかもしれないしー、当時よくあった企画物として、後で出した方が前のに似せてつくったのかもしれない。でもね、2人の歌い方は明らかに違っていた。小川知子は必要以上にホットに歌い、伊東ゆかりは省エネってゆーのかな、さらりとクールに歌う。どっちが好きかとゆーと、これはもう圧倒的に小川知子だ。このころの歌手で他に好きなのは、奥村チヨ、黛ジュン、園まり、日野てる子、渚ゆう子あたりだなあ。その次のグループとして、いしだあゆみ、山本リンダ、森山加代子ってところか。考えてみれば、この時代の女性歌手はそれぞれに歌唱力があり、層が厚かった。それに加えて、今みたいに世界中の音楽が日本に入ってこなかったことも手伝って、受身の一般大衆は1枚370円のEPレコードを挙って買い漁った。皆が一点集中するものだから頻繁にミリオンセラーが出るのは当然だ。CDさえも売れなくなっている今とは隔世の感がある。
もう少し、小川知子と伊東ゆかりを掘り下げてみたかったんだけど、予備知識がないので今日はこれくらいにしておくよぅ。

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