2010年5月2日日曜日

赤坂プリンスホテル。

あと10ヶ月後には廃業となる赤坂プリンスホテルも、写真の旧館だけは残すようなので、ホッとしてるけど、大きな仏壇のよーな丹下健三作品の新館はブッ壊すらしい。正に、奢れるもの久しからずで世の中の移り変わりは激烈を極める。でもなー、この新館って、造ったばかりのよーな気がするんだけどなー。それだけ、私が年を取ったとゆーことなのかもなぁ。とにかく、もったいないってば。
旧館2階の「トリアノン」ってレストランには行ったことがないけど、1階のバー「ナポレオン」は、その雰囲気が好きで、少なくとも30回は飲みに行った記憶があるよ。ハープの演奏が珠にあったりして、その貴族的な空気感に浸ってまどろんでしまうことがよくあった。
この旧館は、元々は旧李王邸で、西武クループの創始者、堤康次郎が金にものを言わせて買収した物件だ。やっぱ、気品も風格もあるしー、一朝一夕にはこーゆーテイストの建物は立ち上がらないから貴重だなーって思うよ。湯島の岩崎邸とか、駒込の北にある古河邸とか、駒場にある前田邸なんかも凄くカッコイイ建造物だけど、共通して言えるのは、どこも主が居ないってこと。
なんだか不思議だし、淋しい気もするねぃ。

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