2010年5月8日土曜日

東京スカイツリー。

東京商工会議所台東支部に仕事で行った帰りに、巨大な煙突みたいな突起物が目に入った。東京スカイツリーってゆーんだって、名前を付けた人は誰?石原慎太郎の新銀行東京とか、首都大学東京よりセンスいいよ。
で、何のためにこれを建てるのか、あんまりわかってなかったのでちょっと調べてみた。テレビ塔の先輩格である東京タワーが都心に乱立する超高層ビルの影響で、高さのアドバンテージを活かせない状態になったため、「在京6社新タワー推進プロジェクト」なるものができて、634mのテレビ塔を建てることにしたんだって。もちろん地上デジタル放送、略して地デジ対応のためってことだね。事業主体として手を挙げたのが東武鉄道。650億円程度の建設費用のうちの大部分は、ユーロ建ての転換社債を500億円発行することで調達したんだから頭いいよなー。べーシックだけど、天才的なファイナンスだと思うよ。この東京スカイツリーには経済効果があるだろうから東武鉄道の株価が上がれば、転換社債の負債部分が貸借対照表から消えて、償還ってゆー名の借入金を返済する必要がなくなるからだ。ただ、市場に株式に転換した東武鉄道株が出回ることになって1株当たりの利益が減るけど、長い時間の経過があればぜーんぜん平気だもんねー。それと、東武鉄道株が現在よりずーっと株価が低迷したまま、即ち、この転換社債が株式に転換できずに社債の償還分としてエンドとなり、新たなお金を用意せざるをえなくなった場合でも、ユーロが対円で値下がりしてたなら、500億円じゃなくって、たとえば400億円分だけの負担で済むって話になるよ。為替差益ってゆーやつ。流れ的にはそーゆースキームになるって気がしてるんだけどなー、個人的に。
どっちにしても、キエフの大きな門(ムソルグスキーの展覧会の絵って知ってる?)ならぬキエフテレビタワーの385mはもちろん、広州テレビ観光塔610mを抜いてテレビ塔としては世界一の威容を誇り、建造物としても、ドバイのブルジュハリファの828mに次ぐ高さになるらしい。
どうなることやら、東京スカイツリー。近隣のマンションが夜景とゆーアッピールポイントを得て、値上がりしたりして!
ま、大林組が必死で建てているので、関東大震災並みの地震がきても大丈夫だよね?ね?

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