2010年2月15日月曜日

南青山の大坊珈琲店。



雨の日の午後、冷たい身体を癒すのは1杯の珈琲だったりする。昼は赤坂で焼肉を食ったので、千代田線に乗り表参道へ。住所でゆーと南青山にある大坊珈琲店に入り、3番を注文。20gの豆から100ccの珈琲を抽出させるのが3番で600円。25gなら2番で650円、30gなら1番で700円。ブレンドは番号で注文を受けている。ストレート珈琲はブラジル、コロンビア、タンザニアとあと何だっけ?
今日はスポーツ刈りの勝次マスターが不在で、奥さんが丁寧に立ててくれた1杯をいただく。結構な、お手前だ。
お店は昭和50年からずーっとやっていて、この地でかれこれ35年の歳月を閲したそうだ。当時は今と殆ど同じクオリティーで1杯250円での商いだったため、あまり儲からなかったらしい。カウンターの分厚い松の木は、木場の材木屋所有の、海に浮かんだ丸太を指差して、「これください」って言って買ったんだってねー。椅子は神戸の何とか家具店ってゆーお店に作らせて、それを今の今まで大事に使っているんだそうな。コンセプトがありありで、主義主張がしっかりと感じられる貴重な喫茶店なので、自信を持って人を案内できる。ローストは豆をギリギリまで深煎りするやり方で、出来上がり状態の豆は当初の4分の3の重さになっているという。甘みが感じられる濃厚なコーヒーは宇宙一。この店の常連であることを、誇りに思うよ。

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