2010年2月28日日曜日

三島由紀夫の予言。


書斎(写真右)の蔵書の中でも、読み返す頻度の多い本ってゆーのが、やはりあって、そのカテゴリーに入るのが三島由紀夫の「文章読本」ってゆー文庫本なんだけど、指摘が具体的で参考になるよ。身に付いてないんだけどねー。スタンダールと森鴎外を足して2で割ったよーなポジションを目指した彼の後継者っていないけど、小池真理子なんかはかなり影響を受けてるなぁ。そーゆー面では小池作品を読まないといけないと思う。
で、大昔、三島由紀夫が今、現在の日本の状況を予言した文章を、銀座を歩いた際、目に入った映画の広告から見つけた。ケータイに書き写しておいたので紹介するけど、ピッタリ当てはまる記述だと思うよ。
「日本はなくなって、その代わりに、からっぽな、ニュートラルな、中間色の富裕な、抜け目がない経済大国が極東の一角に残るのだろう」。
正にそんな感じだ。今日は三島由紀夫が嫌っていた石原慎太郎主催(?)の東京マラソンが挙行される。雨の中、ノー天気なランナーたちが会費を支払い東京のド真ん中を行列で移動する。邪魔なだけだと思うけど…。銀座4丁目の交差点は、今日はグチャグチャになるから行ってはいけませんよ。
平成元禄極まれりといった感じのこのイベント。チリ大地震の支援策を早急に詰めたほーがいい1日なのにね。この平和ボケした日本を天上の三島氏は何と思うんでしょうか?

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