2009年11月2日月曜日

CIT.

シティグループが逝っちゃったか、と間違えたけど、世界皇帝のデビット・ロックフェラー94歳が手塩にかけたシティバンクはToo bigなので潰せないでしょう。でも、CITとゆーノンバンク大手は5兆円超の負債とともに連邦破産法11条の適用を申請して100年の歴史に幕を閉じた。とはゆーものの、例によって業務は続けるんでしょ?元々は機械や航空機のリース業で儲けていたらしいこの会社、現在はファクタリング業とゆー、売掛金の回収業務に軸足を移して営業していたらしい。問屋さんが街のお店屋さんに品物を卸してからお金を実際に受け取るまでの3ヶ月間、問屋さんは待てないので、お金の8割から9割をCITから先渡ししてもらって、CITは、お店屋さんから直接10割回収するって業務だな。手形を割ってやるよーな仕事に近いって印象を受けるけど、この業務をやるには大量の現金が必要になるね。てゆうことは、その資金をどこから引っ張ってくるかが問題だ。CITは、これまで債券やCP(コマーシャルペーパー)の発行で資本市場から資金を調達してきたってゆーけど、信用低下のために資本市場から退場させられて、資金繰りに困っちゃったってゆーわけだ。CITの破綻の規模はGMに次いで史上6番目の大きさだってゆーけど、それ以上に影響大なのは、CITを利用してた中小企業経営者のマインドが冷え込んでしまうことなんじゃないかなぁ。これ、数多くの連鎖倒産を生むだろうから、想定外の事態が惹起されることを想定しないといけないよ。
金融秩序がさらに乱れる結果になるかもねー。これ、結構マズいって。

0 件のコメント:

コメントを投稿