2009年11月15日日曜日

シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン。


まいったなー、何から書こうかなあー。同じよーな名前のシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ドゥ・ラランドってゆーワインが好きで一時期飲んでいたことがあるけど、ある雑誌で元広島東洋カープの衣笠選手がこのワインを勧めてたのがイヤになって飲むのをやめてしまったことが記憶にあるよ。でも、このワインはカベルネソーヴィニヨンの比率が45%ぐらいでメルローの比率も35%弱だった筈だから、長熟ではあるのだろうけど、比較的早めに飲んでも完成度が高く、バランス感覚に優れたワインだったよぅ。ややパンチ力には乏しかったけど、超一流のワインには違いないなあ。
で、今日のお題。シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンについて。このシャトーは2006年にシャンパーニュ地方のルイ・ロデレール社に売却される前はAXA生命の子会社アクサ・ミレジム社が所有していて、同社にシャトー・ランシュ・バージュのオーナーだったジャン・ミシェル・カーズをスカウトしてきたことで、ロングヴィル・バロンがかつての名声を取り戻したのは有名な話だな。しかし、AXAの前の社長のクロード・ベベアールとジャン・ミシェル・カーズが学生時代のクラスメートだったことは知られていない。
1987年にプティ家からこのシャトーを買い取った当時、畑が荒廃してたってゆーよりは、収穫の仕方とか瓶詰めの際の手際の悪さとか保存方法に問題があったようだが、それ以上にステンレスタンクに設備を変更したことが大きかったと思う。これはシャトー・ランシュ・バージュでやってたことと同じ方法を、彼が採用したわけだ。ポイヤック地区でも、世界最高峰のシャトー・ラトゥールに隣接するとゆー絶好のポジションに位置するシャトー・ピション・ロングヴィル・バロン。ボルドーのスーパーセカンドとして今後とも頑張って欲しいけど、5年ほど前に飲んだときは、大して美味しくなかったのはどうしてだろう?

0 件のコメント:

コメントを投稿