2009年9月24日木曜日

皇居外苑。


丸の内から歩いて、馬場先門方面に向かって、皇居外苑に入る。都心なのに凄くいい感じだ。左に折れて、広々としたスペースをマエストーソで歩く。マエストーソって悠然と王のよーにって意味ね。すごーく気分が良い。
あれっ?ちょっと行った先に何故だか楠木正成が鎧兜のいでたちで、騎乗してるぞ。巨大な像がそこにある。楠木正成って、神戸の湊川神社で楠公さんって呼ばれて、崇拝されてた記憶が強烈で、子供時代から母に連れられてよく行った想い出の場所でもあるよ。で、何で皇居に居るのって感じ。
ネットで調べてみた。南北朝時代には北朝の光明天皇、南朝に後醍醐天皇が並び立ってて、光明天皇を推したのが後に室町幕府をつくった足利尊氏、後醍醐天皇の傘下にいたのが新田義貞と楠木正成ということなんだって。足利尊氏との決戦の場は神戸の湊川で1万人以上の足利軍に対し、新田義貞が敗走した後の楠木軍は700人。負け戦を堂々と戦い、天皇に忠誠を誓い、最後は自害した史実が、美談となっているのだという。数百年の歳月を閲して、なぜか北朝系の天皇の皇居の敷地内に銅像が建てられるって、本人はどう思ってるのかな?
蛇足だけど、東京三大銅像ってのがあるらしい。皇居の楠木正成像、上野公園の西郷隆盛像、靖国神社の大村益次郎像を指して言うんだって。いずれも、偉業を讃えられた軍人の立派な銅像である。

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