2009年4月26日日曜日

東郷健と平井堅。

アキバヨドバシのパソコン売場で画面をチラ見しながらウロウロしてると、平井堅が歌っていた。釘付けになること30分、シンガーとしての感性は日本で上から何番目とゆーくらいのレベルだ。昔、キャバ嬢だったテルちゃんが平井堅ってホモなんだよって教えてくれたので、たぶんそーなんだろーと思うけど、同姓愛の方々の感性とゆーか、芸術性てゆーか、芸の力って、やっぱり優れていて一生懸命な分だけアドバンテージがあるねぃ。
健で思い出す人は他にもいるけど、今日は昔、都知事選にも立候補した雑民党の東郷健さんの話をしましょうか。今は歌舞伎町でゲイバーを経営しててかなりの高齢だけど、都知事選に立候補した際はまだ58歳で、白い着物を着て、NHKの政見放送に出演したとき、度肝を抜かれたのは私だけではなかったんじゃないかな。でも、その内容は今から思えば非常に的を得たものではあるし、今でも耳を傾ける価値は十分にあるよーに思う。たとえば、心を忘れた物欲のロボット人間が増えたとゆー指摘。うん、アキバヨドバシにはいっぱいいるよ。次に、車を半分に減らせば、東京の道路渋滞はなくなり、交通事故も半分になると言い、遠からず来る関東大震災に備えて、木を植え、森をつくろうと訴えた。要は、21世紀ではなく31世紀を見据えた政策を打ち出していかねばならぬと提唱したまでは良かったのよ。しかし、興が乗ってきて、ユダヤに魂を売ったアメリカの帝国主義に反旗を翻し、アングロサクソンのカムカムから日本人のイクイクに発想を転換しーと政見放送にあらざる内容になったとき、スタジオ内は騒然となったみたいだったよーな記憶がある。兵庫県加古川市出身、関西学院大学卒。人が集まったところで、必ず笑いをとりにいってしまう本能を抑えることができなかったんだなー。但し、広島に落とされた原爆のキノコ雲を姫路城天守閣から見た経験が、この人の平和主義者としてのシリアスな一面のベンチマークとなっていることを忘れてはならない。お店には行く予定はないけど、つまるところ、いい人なんだと思う、この人は。

0 件のコメント:

コメントを投稿